製品詳細

華陽物産(株)

カルレッツ®(Kalrez®)

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薬品/固体 構成要素/部品 シール 耐熱材料

優れた耐熱、耐薬品性を持つカルレッツ®

テフロンふっ素樹脂のもつ優れた耐薬品性、従来のふっ素ゴムを上回る耐熱性を有し、さらにゴムのもつ弾力性を兼ね備えた画期的な製品です。

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華陽物産(株)

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【電話番号】03-5829-6901 【FAX番号】03-5829-6902

【URL】http://www.kayo-corp.co.jp

カルレッツ®とは
カルレッツ®は、パーフロロエラストマーと分類される高分子材料で、ふっ素樹脂、ふっ素ゴムとともに、優れた耐熱、耐薬品性をもつことで知られています。

米国のデュポン社が開発した全く新しいエラストマー材料で、従来のふっ素ゴムを上回る耐熱性と、テフロン®ふっ素樹脂のもつ優れた耐薬品性を持ちながら、ゴムの弾力性を兼ね備えた画期的な製品です。このカルレッツは世界でデュポンダウエラストマー社だけが製造販売しています。

カルレッツ®の耐薬品性は、従来のふっ素ゴムでは使用が難しかったエーテル類やアミン類、ケトン類、有機溶剤、酸化剤、酸、アルカリ、燃料など、殆どの薬品に対して安定性を示し、耐熱性*においては、300℃近くの高温においてもゴムとしての物性を比較的保ちます。そのため、半導体製造装置用シール材に用いた場合、「シールの長寿命化」、「半導体製品の歩留り向上」、「メンテナンスコストの減少」、「より低いコンタミネーション」等が期待できます。

*耐熱性はJIS K6301などの圧縮永久ひずみ試験の結果に基づく




カルレッツ®のラインアップのラインアップ
・1050LF
硬度(ショアA) 82
耐熱目安(℃) 288
アミン類に対して最適の材質で一般的な耐薬品性に優れている。200℃以上の熱水/水蒸気の雰囲気には注意。高温時の放出ガスが最も少ない。
・4001
硬度(ショアA) 56
耐熱目安(℃) 270
充填材を含んでいない材質であり、硬度が最も低く、オゾンなど酸化性雰囲気に対しての最適材質。
・4079
硬度(ショアA) 75
耐熱目安(℃) 316
強酸、有機酸を含む一般耐薬品性に優れたカルレッツ®の標準材質。高温使用時における圧縮永久歪が最も優れる。アミン類には要注意。熱サイクルでの使用は280℃以下が望ましい。
・6190(量産対応グレード)
硬度(ショアA) -
耐熱目安(℃) 300
成形性に優れた材質。
・6221
硬度(ショアA) 70
耐熱目安(℃) 260
米国食品衛生法認証グレード
・6230(FDA認証グレード)
硬度(ショアA) 75
耐熱目安(℃) 260
米国食品衛生法認証グレード
・6236(へルールガスケット用グレード)
硬度(ショアA) 90
耐熱目安(℃) 250
食品・飲料・医薬品業界向。
・6375UP
硬度(ショアA) 75
耐熱目安(℃) 275
幅広い腐食性流体に対して耐薬品性が優れた材質。ウェット用途に適している。
・6880
硬度(ショアA) 70
耐熱目安(℃) 250
特にエーテル類・エステル類・ケトン類及びアルコール類に優れた耐薬品性。
・6885(ペイント業界向けグレード)
硬度(ショアA) 75
耐熱目安(℃) 270
特にエーテル類・エステル類・ケトン類及びアルコール類に優れた耐薬品性。
・7075UP
硬度(ショアA) 75
耐熱目安(℃) 327
耐熱性、低放出ガス特性に優れた黒のカルレッツ材質。高温プロセスでのシール性、機械特性も優れている。
・8002
硬度(ショアA) 69
耐熱目安(℃) 250
充填剤を一切含まず、プラズマ照射時にパーティクルの発生がほとんど無い材質。耐熱性にも優れている。あらゆる種類のプラズマに対して、耐プラズマ性及び、耐熱性に優れた材質。
・8085
硬度(ショアA) 82
耐熱目安(℃) 240
HDP-CVP、PE CVDのアプリケーション用に開発されたカルレッツ材質。特にNF3プラズマの環境下でのパーティクルを低減出来る材質。機械特性に優れているため、スリットバルブ、ゲートバルブ等にも最適。
・8475
硬度(ショアA) 72
耐熱目安(℃) 300
耐熱性、低放出ガス特性に優れた材質。拡散炉、LD-CVD等の耐熱用途に実績がある。
・8575
硬度(ショアA) 74
耐熱目安(℃) 240
耐プラズマ性に優れており、カルレッツ白色材質の中でプラズマエッチング等に最も実績がある材質。


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