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ケー・ケー・ヴィ・コーポレーション(株)

Ensat(エンザート) セルフ・タッピング・インサート 【素材別選択】

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機械的強度の低い相手材の
ねじ部の補強に最適

セルフ・タップ機能を持った従来品に見られない作業性の良いセルフ・タッピング・インサートです。

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ケー・ケー・ヴィ・コーポレーション(株)

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【URL】http://www.kkv.co.jp

Ensat(エンザート) セルフ・タッピング・インサート
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◆代表的な相手材とエンザートのタイプ
相手材に適したエンザートのタイプを選ぶことはエンザートを効果的に使う重要なポイントです。
下記は一般的なガイドとして参照して下さい。

【金属材料】
〈鋳鉄〉
タップオイルまたは切削油を使用すると効果的です。
ステンレス製エンザートは相手材を十分切削できない場合があります。
〈軟鋼〉
快削鋼製の307/308型をタップオイルを使って使用して下さい。
エンザート専用タップを併用することをお勧めします。
硬度の高い鋼材は加工が困難な場合があります。
〈アルミ鋳物〉
快削性のあるものは302型を使用して下さい。
熱処理したもの及び難削性のあるものは307/308型を使用下さい。
〈アルミ型材〉
熱処理の有無や切削性を確認し難削材や高強度材は307/308型を使用して下さい。
〈高強度アルミ〉
超高強度アルミには通常使用不能です。
敢えて使用する場合は307/308型を使用し、最大下穴径をあけた上でエンザート専用タップで、エンザートの長さの1/2~2/3程度の前タップを切る必要があります。
〈アルマイト処理したアルミ〉
アルマイト処理をしたアルミ合金にはエンザートの使用は困難です。下穴の硬化部分を取り除くか、タップを併用すれば加工が可能です。
〈ステンレス鋼、焼入れ鋼〉
通常はエンザートの使用はできません。
敢えて使用する場合は307/308型を使用し、最大下穴径をあけた上でエンザート専用タップで、エンザートの長さの1/2~2/3程度の前タップを切る必要があります。

【プラスチック】
〈可塑性の高い樹脂〉
塩ビ、デルリン、ABS等には302型または305型を使用下さい。
305型は切粉が出ません。
〈硬く割れ易い樹脂〉
ポリエステル、エポキシ、ポリカーボネイト、FRP等には307/308型を使用して下さい。

【木材】
〈軟質木材、パーティクルボード〉
309型をめねじ塑性成形式で使用して下さい。
〈硬質木材〉
302型または309型を使用して下さい。

◆機械的強さ
エンザートは機械的強度の低い相手材のねじ部を補強する目的で使われます。
ねじ軸力をエンザートの外ねじ部の母材が支えるため、直タップねじより相手材の強度をより多く引出すことができます。
エンザートを使った補強は相手材個有のせん断強さまたは使用するボルトの機械的強さが限界となりますが、エンザートそのものが破壊することがありません。
少々のねじの締め過ぎでねじバカを起し易い樹脂材は多少オーバーな締付けトルクにも十分耐えるよう補強することが必要です。又ねじ締めと緩めの繰り返しによってねじバカを起し易いアルミ合金等はボルトの許容荷重にも耐られる補強が求められます。
エンザートは上記の要求を十分に満す性能を備えています。

【引抜き強さ】
〈アルミ鋳物〉
エンザートの引抜き強さはボルト(8.8T)の許容荷重より高いことを示します。
〈プラスティック〉
エンザートは樹脂に対しても高い引抜き強さを示します。
図は代表的な熱可塑性樹脂に対する引抜き強さを示します。

【強度計算】
相手材のせん断強さが分かれば下の式を使ってエンザートの引抜き強さの簡易計算ができます。

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